現場で役立つ切削加工の勘どころ
-西嶢祐 切削塾からの提言-
題名 | 著者 | レベル | 傾向 | キーワード | オススメ度 |
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現場で役立つ切削加工の勘どころ -西嶢祐 切削塾からの提言- |
西嶢祐 | 中級者 | 実践 | 切削加工 | ★★★★ |
出版社 | 初版発行年 | ISBN | 定価 | 入手方法 |
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日刊工業新聞社 | 2012年 | 978-4-526-05348-1 | 2200円+税 | 書店 |
内容と感想
トラブルシュート集のようにも思えますが,どちらかというと,切削を行うにあたってのものの考え方について記載されています.
ドリルとリーマの反転切削の話(P4),旋削ホルダのクランプが工具寿命に影響する話(P33),刃先形状と切削性能に関する図(P167)が興味深かったです.
本文中では特に説明がないので,反転切削を採用すると何が作用して面粗さや工具寿命がよくなるのかがわかりませんでした.
調べたところ,同一加工面を逆の切削方向で削ることによって,加工変質層の深さが変わるために,面粗さがよくなったりするらしいです.
参考文献:
益子正巳,隈部淳一郎,低い削り速度でも良い表面精度をうる二,三の新しい切削加工法(低温切削・反転仕上げ切削・超音波振動切削),日本機械学会誌,62巻,480号,1959年,pp.98-104.