精密の歴史
人間はいかに精度をつくってきたか
題名 | 著者 | レベル | 傾向 | キーワード | オススメ度 |
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精密の歴史 人間はいかに精度をつくってきたか |
クリス・エヴァンス 著, 橋本洋/上野滋 共訳 |
初心者 | 実践 | 工作機械,歴史 | ★★★ |
出版社 | 初版発行年 | ISBN | 定価 | 入手方法 |
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大河出版 | 1993年 | 978-4-88661-911-2 | 2500円+税 | 書店 |
内容と感想
工作機械の発展の歴史について書かれている.
この本では,工作機械の構造の変化についても結構書いてあるので,そこが興味深いです.
工作機械の開発が1人の人間で行われていた時代は,やはり個人の設計思想が反映される割合が非常に高いと感じました.
構造にこだわって書かれているように感じるのは,著者が「運動学的設計」というものに詳しい研究者だからなのだと思います.
第2章「設計思想と技術」では,その運動学的設計や,アッベの原理,弾性平均法など,設計に必要な考え方が記載されているので,歴史とは関係なく勉強になりました.