工作機械関連の検定
工作機械の性能を調べるという意味の検定ではなく,資格を得るための試験という意味の検定です.
とはいっても,国家資格のような話ではなく,民間資格に分類されるようなものがいくつかあります.
ここでは,いくつかある工作機械に関係のある検定について述べます.
- 複合加工機検定
中村留精密工業株式会社が2023年4月から実施している検定です.
ウェブサイトには「中村留独自の検定制度」とあるので,民間資格の一種です.
複合加工機の操作技術についての実技検定になります.
有料です.
- 5軸加工技術検定
DMG森精機株式会社が2023年8月に発表した検定です.
2024年1月開始予定らしいです.
公式発表の文章によると「2030年までに公的資格にすることを目指しており」,「WEB試験受験時の不正防止」といった文言があります.
裏を返せば「最初は民間資格」で「実技試験はない」ということを示していると思います.
myDMGMORIから申し込む必要がある予定らしいので,アカウントがないと受験できなさそうです.
有料です.
- 工作機械検定(MT検定)
一般社団法人日本工作機械工業会が実施している検定です.
実施目的については「機械をはじめ製造業界に従事する方だけでなく,幅広く一般の方々に,工作機械とはどんな機械かを知って頂き,工作機械業界の認知度の向上を目指し,実施するものです.」という記載があります.
検定といっても上記2つほど大げさなものではなく,WEB上で20問のクイズに答えるだけです.
ですので受験のハードルは非常に低いです.
無料です.
1級,2級,3級があり,3級はいつでも受験できます.
1級と2級は毎年10月と11月頃だけ受験できます.
合格者に対して抽選で賞品が当たるようになっています.
難易度としては,3級や2級は結構簡単です.
その一方,1級では本当に何言ってるかわからない問題が出題されます.
ウェブサイトにも書いてあるのですが,「工作機械の設計学(基礎編)」や「工作機械の設計学(応用編)」が手元にないとわからないです.
私も何回か受けています.
受験者としての立場としては,勉強になって面白いと思っています.
しかしながら,合否結果を教えてくれるときに点数しかわからないので,何が間違ってたのかとか,答えがわからないところは残念です.
2024年度からは全問題の正解を教えてくれるようになりました.
他に,受験者数や合格率などが非公開なのですが,参考までに公開してほしいと個人的には思っています.