現場技術者のための計測技術入門
-正しい計測が品質をかえる-
題名 | 著者 | レベル | 傾向 | キーワード | オススメ度 |
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現場技術者のための計測技術入門 -正しい計測が品質をかえる- |
山口徹,伊林洋志, 新沢陽介,江口忠登美, 磨田光夫 |
中級者 | 理論 | 測定精度 | ★★★★ |
出版社 | 初版発行年 | ISBN | 定価 | 入手方法 |
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日本規格協会 | 2008年 | 978-4-542-30181-8 | 1800円+税 | 書店 |
内容と感想
製品の精度と測定器の精度が4対1であれば,製品の精度保証ができるという,「4対1理論」を説明するために書かれている本.
試験で測定を行う際には精度は10対1にしないといけないと言われているが,これは測定結果からいろいろと結論を引き出すためであり,有効数字内で正しい結論を導くために必要な精度だと考えられるので,10対1のままでいいと私は思っている.
しかしながら,製品の品質保証という意味では,測定機のコストや,不良品の発生割合など,金銭的な面を考慮すべきである.
それらを考慮すると,たしかに4対1でいいのではないかと考えさせられる良い本であると感じた.