技術者の資格
海外に技術指導に行く場合,技術者としての資格があったほうが良かったりしないのかなと思って調べてみました.
作業内容とかの資格ではなく,技術者としての資格です.
日本だと技術士というのがあります.
- 日本:技術士
- アメリカ:PE(Professional Engineer)
- 英国:CEng(Chartered Engineer)
- オーストラリア:CPEng(Chartered Professional Engineer)
- インド:CE,PE,IntPE
日本だと建設系ではそういった感じの業務独占があるみたいですが,それ以外の分野では資格の有無が業務に影響することはないです.
日本からでも受験できる資格もあるらしいので,特定の国に行くことが決まっている人は,個別に調べてみてもいいのではないでしょうか.
上記以外の資格も含んだ調査報告書を文部科学省が公表していたりしますので,WEB検索すれば簡単に調べられると思います.
これらの資格を取得する場合には,国に登録したり,資格の継続手続きが必要だったりするので,作業関係の資格のようにたくさん取得するのは現実的ではないと思います.
そのためか,APECエンジニア協定とか,IPEA(国際プロフェッショナルエンジニア協定)といった相互認証の枠組みがあります.
技術士もそれらの協定に入ってるらしいので,技術士をとればいいのではないでしょうか.
生産技術系に限ると,アメリカにはSME国際認定生産エンジニアというのがあります.
CMfgT(Certified Manufacturing Technologist)とCMfgE(Certified Manufacturing Engineer)の2種類があります.
日本では,一般社団法人SME日本支部が日本国内での認定試験を行っています.
これは国家資格ではなく,任意団体の資格らしいです.
工作機械メーカの人がこの資格をよく持っているような気がします.
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