切削加工関連の統計資料
ごくたまに統計資料が必要になる場合があります.
そういったときの探し先としては,官公庁,業界団体,金融機関,民間調査会社,業界紙・業界誌があります.
- 官公庁
経済産業省の工業統計調査などがあります.
経済産業省生産動態統計では,金属工作機械や機械工具の生産高や生産数量などの情報が公開されています.
官公庁ごとに管理している統計が違うので,少しややこしいです.
- 業界団体
一般社団法人 日本工作機械工業会では,工作機械の受注統計を公表しています.
日本機械工具工業会では,経済産業省のデータを基にした機械工具機械統計や,財務省のデータを基にした輸出入推移表,機械工具会員統計による機械工具生産動態調査表を公表しています.
一般社団法人 日本工作機器工業会では,工作機器(工作機械の部品,工作物保持具,工具保持具,付属機器)の生産販売統計を公表しています.
日本工作機械販売協会と 日本工作機械輸入協会にも統計資料があります.
切削加工関連以外の情報が欲しい時には,その分野の業界団体を探せば似たような情報があるかと思います.
- 金融機関
銀行が産業調査レポートを公表していて,それが使える場合があります.
例えば,三井住友銀行とかみずほ銀行とかのを調べてみたことがあります.
- 民間調査会社
○○総研とか,○○経済みたいな会社があります.
しかしながら,こういった調査が仕事なので,統計資料が有料の場合がほとんどです.
- 業界紙・業界誌
たぶん,新年とか新年度とかに統計を公表してたりするのだと思うのですが,必要になったときにバックナンバーが簡単に手に入るわけでもないので,使い勝手は悪いです.
2021年の国内での機械工具の生産高は全体で987億円とのことです.
超硬工具,特殊鋼工具(ハイス),CBN工具,ダイヤモンド工具の4種で比較すると,超硬工具が全体の約71%を占めていることがわかります.

次に,超硬工具と特殊鋼工具では,細かい内訳の情報もあるので,それでグラフを作ります.


特殊鋼工具(ハイス)では,1位がタップ・ダイスで,2位がドリルです.
超硬工具では,1位が超硬チップで,2位がエンドミル,3位がドリルです.
ハイスはじん性が高いので,それが必要とされるタップ・ダイスやドリルでの生産高が高いということで個人的には納得しました.
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