工具材種とコーティング材種関連の書籍のオススメ
切削工具の材質としては,工具材種とコーティング材種があります.
こう書くと簡単ですが,以下のように細かく細分化されます.
工具材種の分類としては以下のようなものがあります.
- 高速度鋼(ハイス)
- 超硬合金:P種,M種,K種など
- セラミック:Al2O3,Al2O3-TiC,Si3N4,Si-Al-O-Nなど
- サーメット:TiC-Niなど
- cBN
- ダイヤモンド:単結晶,多結晶など
- TiC
- TiN
- TiAlN
- Al2O3
- DLC
- ダイヤモンド
他にも,結晶の成長のさせ方にも特徴があるようです.
上記内容を一番細かく説明しているのは「でか版技能ブックス11 工具材種の選びかた使い方」だと考えます.
欠点としては,初版が1994年なので,情報全体がやや古い点にあります.
しかしながら,ここまでのページ数を説明に割いている本は他にないので,まずはこれを入手するのが良いと思います.
他の本で,工具材種とコーティング材種について触れているものを以下に示します.
- 「機械加工心得ノート 熟練加工技術者となるために」:87ページから100ページ
- 「切削加工技術者のための知識と理論」:170ページから183ページ
- 「元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識」:219ページから227ページ
- 「切削加工の基本知識」:47ページから58ページ
- 「失敗しない被削材・工具材の見方・選び方」:114ページから128ページ
- 「21世紀の工作機械と設計技術
「機械加工&切削工具」」:49ページから57ページ
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