切削加工の専門書と論文のリストとオススメ
最終更新日:2021年08月28日

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切削加工作業関連の資格,技能講習,特別教育など

切削加工の作業においては,実施に資格が必要なものと,資格が不要なものがあります.
そこで,どういったものが必要になるかをまとめます.
まず重要なことは,フライス盤,旋盤,マシニングセンタ,ボール盤などを使うだけなら別に資格はいらない,ということです.
以下のような資格はあるのですが,名称独占資格であり,業務独占資格ではないです.
そのため,能力の証明といった使い方はできますが,これを持っていないと実施できない作業というのは無いです.
そもそもこれらの資格を受験するのに実務経験が必要です.

加工機の使い方自体は,人から教えてもらうか,加工機メーカが実施している講習会への参加で学ぶ,というのが主流だと思います.
加工機を動かして,なんとなく切削をやってみる程度であれば,動かすこと自体はそこまで難しくないので,誰でもできると思います.
実際,卓上NC加工機なんかが最近は通信販売で購入できるので,やってみればよくわかると思います.
難しくなるのはそこから先の,いかにして加工精度を確保するか,どうすれば効率的な加工ができるか,といった経験が必要な部分です.

次に,切削加工関連の作業で資格や受講が必要なものについて説明します.
特別教育は,労働安全衛生法で決まっており,当該業務に就かせる労働者に事業者が受講させることが決められています.
そのため,会社に属していない個人が勝手に趣味でやる分には受講しなくても問題ないのかもしれないのですが,作業に必要な知識であり,身の安全のためにも受講したほうがいいと思います.

技能講習や特別教育は,事業者が社内で独自に実施する場合もあるみたいです.
また,日立やコマツ,コベルコなどの建設機械メーカの教習所で受けることができます.
教習所であれば,個人で申し込んで受講することも可能です.

切削加工に直接には関係しないですが,役に立ちそうな資格としては以下のようなものがあります.



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