丸棒片持ち梁の剛性と固有振動数(計算機能あり)
まず,以下に片持ち梁(一端完全固定,他端自由)の丸棒(円柱)がもつ剛性と固有振動数,最大曲げ応力などの計算機能を示します.
計算機能の実装にJavaScriptを使用しているので,必要に応じてJavaScriptをONにしてください.
表 数値入力
項目 | 入力欄 | 参考値 |
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円柱の直径 (mm) |
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円柱の長さ (mm) |
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円柱のヤング率 (GPa) |
真鍮:103 鋼:210 アルミ:71 チタン:110 耐熱合金:205 超硬合金:550 |
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円柱の密度 (g/cm3) |
真鍮:8.39 鋼:7.85 アルミ:2.80 チタン:4.43 耐熱合金:8.19 超硬合金:14.5 |
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円柱自由端での 半径方向荷重 (N) |
表 計算結果出力
項目 | 計算結果 |
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面積 (mm2) |
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断面2次モーメント (mm4) |
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断面係数 (mm3) |
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体積 (mm3) |
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質量 (g) |
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自由端での 半径方向剛性 (N/μm) |
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自由端での 半径方向 コンプライアンス (μm/N) |
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自由端変位 (μm) |
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自由端での 軸方向剛性 (N/μm) |
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自由端での 軸方向 コンプライアンス (μm/N) |
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固定端での 最大曲げ応力 (MPa) |
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1次の固有振動数 (Hz) |
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2次の固有振動数 (Hz) |
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3次の固有振動数 (Hz) |
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ジャイロファクタ |
ドリルやエンドミルは概略形状が丸棒なので,丸棒片持ち梁の剛性と固有振動数の計算式をまとめておきます.
直径や突き出し量が剛性と固有振動数にどのように影響するか,また,どの程度の数値になるかがわかれば,いろいろ便利だと思います.
\(\displaystyle d = \cfrac{L^3}{3 E I}F \)
\(\displaystyle K = \cfrac{3 E I}{L^3} \)
\(\displaystyle I = \cfrac{\pi D^4}{64} \)
\( d \): 片持ちはり先端の変位
\( F \): 片持ちはり先端の集中荷重
\( K \): 片持ちはり先端での剛性
\( L \): 片持ちはりの全長
\( E \): ヤング率
\( I \): 断面二次モーメント
\( D \): 円柱の直径
上式より,次式が得られます.
\(\displaystyle d = \cfrac{64 L^3}{3 E \pi D^4}F \)
\(\displaystyle K = \cfrac{3 E \pi D^4}{64L^3} \)
次に,固有振動数の計算式を示します.
\(\displaystyle f_{n} = \cfrac{\omega_{n}}{2 \pi} = \cfrac{1}{2 \pi}\cfrac{\lambda^2}{L^2}\sqrt{\cfrac{E I}{\rho A}} = \cfrac{\lambda^2}{8 \pi}\cfrac{D}{L^2}\sqrt{\cfrac{E}{\rho}}\)
\( f_{n} \): 固有振動数
\( \rho \): 密度
\(\displaystyle \lambda = 1.875 \)のとき,1次の固有振動数
\(\displaystyle \lambda = 4.694 \)のとき,2次の固有振動数
\(\displaystyle \lambda = 7.855 \)のとき,3次の固有振動数
上述したのは単一の丸棒での剛性と固有振動数です.
同様に,2段段付き丸棒の剛性と固有振動数を計算することも可能です.
剛性は材料力学で計算できるのですが,固有振動数は計算方法が尋常ではなく複雑になります.
下記サイトに詳細と,pythonのプログラムのコードを書いています.
フライス加工用の切削計算アプリ「ミリングマニアック」の「丸棒片持ち梁の固有振動数と剛性」計算機能説明
片持ち梁の段数が増えた場合の剛性の計算式については「多段段付き片持ち梁の剛性」のページに記載しています.
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