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最終更新日:2026年07月28日

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切削加工とは

切削加工の理論的な話とかではなく,切削加工の定義や機械加工における位置づけ,工作機械や切削工具との関係,学術分野について簡単に紹介します.

一般社団法人日本機械学会の機械工学事典によると,切削の意味は「工作機械と切削工具を使用して,工作物の不必要な部分を切りくずとして除去し,所望の形状や寸法に加工する除去加工の一つである.」となっています.
もっと単純に表現すると,切削加工の基本原理は「加工対象よりも硬いものを切削工具として干渉させて不要な部分を除去して所望の形状を得るような加工方法」と言えると思います.
そのくらい単純なので歴史は古く,「工作機械と切削工具の年表」で調べたときには,紀元前には遡ることができていました.

イメージがわかない人は「切削加工の映像資料」から,切削加工の動画を見てもらえばわかるかと思います.
もし近所に「博物館での切削加工の展示情報」に書いてある施設があるようであれば,見に行ってみれば,どういう装置を使って実施するものかがわかりやすいと思います.
イメージがわかない人でも,切削加工はやったことがあるはずで,「切削工具と鉛筆削り」に書いたとおり,鉛筆削りも切削加工で鉛筆を削っています.

切削加工というのは,所望の形状を得るための機械加工という手段のなかの1つです.
どういう位置づけにあるかは「加工プロセスと切削加工」に書いています.
似た加工法として「切削,研削,研磨」があり,この3つは除去体積と加工時間の関係が主なトレードオフの関係にあります.
比較的新しい付加加工である金属積層造形が出てきたときに,切削がなくなるんじゃないかと思いました.
しかしながら,「切削加工と金属積層造形」に書いたように,今のところは加工精度などのトレードオフの関係があり,共存関係にあるかと思います.

切削加工は主に工作機械に切削工具を取り付けて実行されます.
工作機械というのは産業にとって非常に重要でして「工作機械の2つの「母」」に書いたようにマザーマシンとも呼ばれています.
工作機械と切削工具が揃って切削加工が実施されるので,「切削加工関連の規格(JIS,TES,TAS,MAS)」に示したように,どちらにも規格が色々制定されています.
工作機械や切削工具の市場規模については,「切削加工関連の統計資料」や「金属工作機械と機械工具,工作機器の国内生産金額の比較」に書きました.

切削加工は「切削加工の最適化の因子」や「切削加工関連の学問領域」に示したように構成要素や関係する学問領域が広いです.
そして「鉄のリンゴと理想的加工法」や「切削シミュレーションに思うこと」に示したように,理論と現実との間にギャップがあります.
このギャップこそが切削加工の難しいところであり,面白いところであると思います.

学術界としては「切削加工関係の学会3つの比較」に示したように主に3つの学会があり,「大会や学術講演会の名称一覧」に示したような講演会が開催されています.
産業界としては「切削加工の展示会情報」に示したような展示会が開催されています.
国内で最大の展示会は「JIMTOFの歩き方」に示したJIMTOF(日本国際工作機械見本市)でして,偶数年の10月下旬か11月上旬頃に東京ビッグサイトで開催されています.

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